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殺人企業 韓進・フィリピン [フィリピン労働運動]

ハンジン(韓進)フィリピン社(スービック・ザンバレス州)の労働者の置かれている状況

  #1 :当文書はハンジン建設重工業社フィリピン労働組合(HHICWU)によって準備された。HHICWUは、全国建設労働者労働組合(NUBCW)、マカバヤン(民族解放のための労働者連合)に加入している。   

 中央ルソンは、アジア太平洋地域における香港のように、世界的な流通の玄関口として宣伝されています。
 中心ルソン開発計画によれば、この地域は、効果的に利用できる豊富な農業資源を背後に控えつつ、世界に通用する施設を持っています。以前は軍事基地であったスービックとクラークは、この壮大なデザインにおいて中心的な役割を果たしています。
 ハンジン社は、韓国巨大複合企業であり、そのフィリピン・スービックの子会社であるハンジン重工業建設・フィリピン社(HHIC-フィリピン)に世界で4番目に大きな造船施設を建設しました。フィリピン政府は、ハンジン・フィリピン社に50年もの間、施設を貸与することにしました。ハンジン社は、アロヨ政権が導入した単独投資では最も大きいものです。
 ハンジン・フィリピン社は、2005年にサンバレス州スービック・自由貿易地域でその活動を開始しました。2006年、ビルディングと造船所施設の建設が始まりました。
 
 操業の第一段階において、およそ7,000~10,000人の建設労働者と最大3,000人の造船労働者を雇いました。第2段階、すなわち2008年の初めには、1万人以上の造船労働者が雇われました。そして2015年までには、およそ45,000人の雇用(直接的および間接的な)を生み出す計画になっています。
 このように、ハンジン社はこの地域において突出して大きい対外直接投資(FDI)として、宣伝されています。そして、それはハンジン社に雇われる人たちの技術習得や、間接的に雇われる人たちの生活の糧となることによって、この地域の居住者の経済状態を押し上げることが期待されています。

 しかしながら、建設された造船所近くに住んでいた数百の家族は、妥当な補償と十分な代替住宅なしで周囲の地域に移動させられました。

090308 ハンジン社前にある強制移住させられた住民たちの家.jpg
<ハンジン社門前にある強制移住させられた住民たちの家、電気も水道もない>

 現在のところ、労働人口は、10,000人の造船労働者と5,000人の建設労働者に分けられます。ハンジン社は当初、永久的な常勤の直接雇用を労働者に約束しました、
 しかし、起こったことは正反対のことでした。
 労働者たちは、いろいろな下請け会社による雇用によって構成されています。時々、彼らは下請け間で移動させられもします。労働者たちは、下請け会社の契約労働者またはパートタイム労働者として働いています。労働者たちは、スービック、ザンバレス州のトレーニング施設やSBMA内にあるもう一つのトレーニング施設で、技術研修を受けます。一部の労働者は、ハンジン社のもとで常勤労働者として雇われるという約束のもとに、韓国にトレーニングに送られます。彼らの給料は、日給US5ドルからUS7ドルに固定されており、韓国労働者に比べはるかに少ないのです。

 労働者問題と懸念
 ハンジン社で労災による死亡事故が多発しているニュースは、ハンジン社労働者の団結を促しました。全国建設労働者労働組合(NUBCW)、国際木工労連(BMI)、マカバヤン(民族解放のための労働者連合)は、ハンジン労働者の間で組織化をはじめました。
 NUBCWとMAKABAYANはチームを組織し、労働法、労働者の権利と労働組合運動などを内容とする一連のセミナーを行いました。その結果、ハンジン・フィリピンではびこっている人間以下の扱いを終わらせるために、労働者は彼ら自身が組織化を始めるに至りました。
 建設と造船労働者-ハンジン・フィリピンで働く、300人以上の労働者が、労働条件の改善を要望し、賃金増大、人間としての扱いを求めて、2008年6月に労働組合総会に参加し、ハンジン・建設重工業社フィリピン労働者労働組合(HHICWU)を発足させました。

 しかし、得たものは組合弾圧
 その時、ラミエル・エタック(Ramil Etac)が、組合委員長に選ばれました。最初の労働組合総会のあと、ハンジン社経営者は、労働組合役員やメンバーに対していろんな手段を使って嫌がらせを行ってきました。ミンダナオの新しいハンジン・フィリピン社へ転勤させたり、左遷・降格させたり、給料のランクを下げたりしました。
 会社は、労組リーダーたちの雇用契約解除を狙い、「抗議行動の扇動者」として労働組合員を罪に落としいれるための経営者主導の動きを、7月9日に開始しました。
 免職された者のうち何人かは、上述の抗議行動に参加していませんでしたし、他の者は、病気休暇または病気の兄弟の世話をしていたため、労働現場にさえいませんでした。にもかかわらず、「抗議行動の扇動者」として免職されました。免職の通知を受け取ったとき、彼らは本当に驚きました。

 経営陣によるこの行為は、14人のハンジン社労働組合のリーダーたちと活動的なメンバーの免職に帰着しました。解雇された労働者の写真は、入り口から施設内まで「おたずね者」のように掲げられていて、会社は解雇された人たちを施設へ入れさせません。
 ハンジン・フィリピン社経営陣は、400人の労働者に対して、「組合を組織するのをやめないならば、解雇する」と脅迫しました。多くの労働者たちは、造船施設における継続的な雇用を保証するとする引き換えに、「会社への忠誠を誓う」文書に署名させられました。活動的な組合リーダーたちは、しばしば働いている職場から締め出しを食らい、そしてひとたび職場にいないと経営者から、「無断欠勤」として、雇用契約を停止するか、解除する十分な根拠とされました。
 
 労働者と労働組合にとって主要な懸念は、施設内の安全性の問題です。多くの大きな怪我と労災死が切迫したレベルに達していました。
 2009年1月末に、スービックのハンジン造船所で二人の労働者が事故で死にました。労働組合の記録によれば、2006年ハンジン社が稼動してから、事故による死者が24名にのぼります。#2
#2: 労働雇用省は、19件の死亡事故をともなう5,000件の事故と記録しています。

 2008年の3月と6月の両月、NUBCWとMAKABAYANは、ハンジン社で起きている驚くほどの数の事故死を懸念する声明を発表しました。
 NUBCWの代表である弁護士エメスト・アレジャノは、次のように声明しました。
 「ハンジン・フィリピン社は、スービック施設におけるOHS基準(労働衛生安全基準)を確認するとともに、国際規格を満足しているか確認しなければなりません。彼は、「ある独立した機関が、労働者にとって生計を立てるためとはいえ命で支払う必要など一切ないことを明確にするために、スービックにおけるOHS違反の調査すべきである」と要求しました。
 連続した事故は事態が切迫していることを示しており、世間の注目を集め、上院労働委員会に調査を実行さるよう促しました。
 調査の最初の結果は、スービックのハンジン社造船所労働現場が本当に危険であるという内容でした。より厳しい安全対策、安全装置を採用し実行すること、最も近い病院までの距離を考慮した救急病院施設を含む常勤の医者と医療従事者が必要であると指摘しています。これらのすべては、フィリピンの労働安全衛生法の下に規定されています。
 
 他の調査結果は、事故が下請契約による作業に起因していると指摘しています。マスコミリリースによれば、ハンジン社には、84かそれ以上の請負業者と下請会社がいるにもかかわらず、労働雇用省(DOLE)に登録しているか、認可を受けた下請会社はわずか21社であると労働雇用省が発表しています。
 最近、ハンジン・フィリピン社は、より厳しい安全対策を採用するという「覚書」を公表しました。労働組合はこれを歓迎するとともに、そればかりではなく、安全対策の実行に健康管理や安全説明会にすべての労働者、とりわけ組合員は進んで協力し参加する意志があることを、ハンジンの経営者、管理職者に伝えました。
 
 しかし、おそれていた通り、「健康と安全性の覚書」は、労働者が自ら組織化するのを押さえつけるために、ハンジン経営陣によって利用されました。
 第2に、労働組合はこの「覚書」を、ハンジン社が以前下請けを非難したように、事故の責任を労働者に負わせて、自身の責任を逃れるためのハンジン経営者による陽動作戦であると考えています!
 前記の安全対策の実行以来、約16人の労働者は安全対策を実行していないという口実で職場を追われました、そのうち二人は組合役員でした。 
 
 もう一つの問題は、フィリピン人の部下にやらせる平手打ち、逆手うち、頭やヘルメットを叩くと報告されている韓国人による虐待です。
 フィリピン人は、この処置にがまんがなりません。韓国人がフィリピン労働者に対して敬意を払っていないと感じます。
 2人の韓国の主任が、何人かのハンジン社労働者の頭を打ち、そのうち一人にはゴム手袋で平手打ちにしたと報告された事件がありました。フィリピン人労働者たちは怒りました、そして、乱闘になりました。8人のフィリピン労働者が追い出され、投獄されました。2人の韓国人の顔にはあざと切り傷がついていました。他の40人は停職になりました。
 健康と安全問題に対処するというよりむしろ、ハンジン社は韓国の会社に対する批判の方向をそらしながら、労働者を押さえつけ、権利を侵害し続けているのです。
 
 クリスティーン・バヨーン(ハンジン・フィリピン労働組合書記長)の言葉によれば、
 「私たちには、自分たちの権利のために立ち上がっているのです。私たちは、もはやハンジン社に労働者を軽蔑させませんし、動物のように扱わせません。これが権利であり、なすべき正義なのです。私たちは組織化し続けます。後戻りすることはありません。」

 キャンペーンと主張:  
 ハンジン労働組合を組織し加入を支持しよう、労働組合がハンジンにおけるすべての一般労働者の交渉単位として認められることを支持しよう、そして労働者の以下の要求を支持しよう。

 ハンジン労働組合の要求

 1.充分満足させる労働環境の実現、スービックのハンジン労働現場でより厳しい安全対策が厳密に採用されることによって、充分満足させる労働環境を実現すること。  これは、健康と安全対策、必要なすべての安全装置を備えること、安全予防措置、事業所内救急病院の建設、常勤の医師、他に医療と安全従事者の雇用、これらの厳格な実現を意味します。   事故に会った労働者のあらゆる病気の回復期間における、自由な入院と投薬をハンジンの入院する労働者に提供することは別にして、労働者にEECとSSSの利益を特別に与えること。

 2.造船労移動と造船所建設労働に直接関係するすべての下請けシステムを即刻止めること。そして、フィリピン共和国労働法第279条に従い、ハンジン社に直接雇用すること。

 3.安全対策・方針を労働者が自ら組織する権利を弾圧する道具として利用しないこと。ハンジン労働者の自由な権利行使を認めよ。

 4.フィリピンの労働者への韓国人によるありとあらゆる虐待を止めること。フィリピン労働者を侮辱しないこと。私たちは労働者、尊厳と人権をもつ人間である。

 5. 労働者の条件の向上、正当で理にかなった補償、人道的な住宅、健康的で安全な食物とより良い労働条件を要求する。

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