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在特会敗訴とネオウヨの実像 [現代日本の世相]

大阪高裁、在特会に1226万円損害賠償、京都朝鮮学校周囲での街宣行動禁止の一審判決支持

 2009年12月に起きた在特会による京都朝鮮第一初級学校襲撃事件の控訴審判決で、大阪高裁は7月8日、在特会に対し1226万円の損害賠償と朝鮮学校周辺での街宣活動の禁止を命じた京都地方裁判所の一審判決を支持し、在特会側の控訴を棄却した。

 高裁判決では、「国籍による区別」という在特会の主張を退け人種差別であると判断した、さらに、朝鮮学校行っている民族教育の意義を認め、より踏み込んだ判断をした。まともな判決である。

 ただし、未だ解決しているわけではない。子供のなかには「在特会」と聞いたら怯えたり、大きなマイク音に驚いたりする者が幾人かいて、治療・手当が必要だ。被害は救済されてはいないし、補償もされていない。

 日本国内ではヘイトスピーチが大っぴらに行われており、さらにはマスメディアがでたらめな嫌中国、嫌韓国宣伝を行い、安倍政権がそれを煽り利用している。一部の浦和サポーターが「Japanese Only」の垂れ幕を掲げたのも現代日本社会の一つの姿である。決して在特会だけの問題ではない。

 ネトウヨの実像

 また、7月4日付の栃木県・下野新聞によれば、ネット上で「朝鮮人を殺す」「虐殺する」と差別・脅迫の書き込みをしていたハンドルネーム「ヨーゲン」こと佐藤文平容疑者(57)が詐欺容疑で逮捕された。逮捕容疑は、転売が禁じられているソフトウエアの認証コード『プロダクトキー』を転売目的でMS者IDの交付を受けた疑い」

 この事件がネット上で高い関心を集めている。というのは、佐藤文平容疑者は、「ヨーゲン(@Yougen_Sato)」や「佐東幽玄(@H0TSTUF)」のハンドルネームを持つ、よく知られた「ネトウヨ」だったから。匿名で過激な中傷や悪意に満ちた差別を繰り返す「ネトウヨ」の実像が、今回明るみに出た。
 ヨーゲンは、Twitterで日課のように韓国人、朝鮮人、中国人に対する差別的言動を繰り返していた。「在日朝鮮人は密入国者だから本来人権などない。どんどん差別しろ。国連の人種差別撤廃条約の一条二項で国籍区別は人種差別に該当しない。と書かれてある。在日は韓国人だ! 出て行け! 特権階級! これ以上日本人を差別すると虐殺するぞ!」
 また、意見が異なる者に対しては、「お前、朝鮮人だろ!」「反日左翼」と呼んでレッテルを張り、議論しない、というよりできない。ヨーゲンだけではない「ネトウヨ」のワンパターンの反応だ。

 ヨーゲンにTwitter上で敵視・攻撃された一人がジャーナリストの安田浩一氏。在特会の闇を追ったルポ「ネットと愛国」などがある。安田氏はヨーゲンに罵倒されながらも対話を試み、ついには福島県いわき市にある佐藤容疑者の自宅を訪問までした。ヨーゲンは面会に応じず対話を拒否し、警察を呼んだ。
 安田氏は、「粗雑な言葉使い、稚拙な論理から若い人間だと思っていた」そうだが、実際には自分よりも年上の人物だったことに驚いたという。「普通の中年のおっさんが、『金持ちで会社を経営している』と虚勢をはっていた。彼はアパート暮らしで、10代の子どももいます。」「近隣でもあまり評判は良くなく、飲食店に来ていた韓国人女性客に暴言を吐くなどし、出入り禁止になった店もあります。彼は精神的に病んでいたのではないかとも思います。彼の日常は家に閉じこもりがちで、内実と言えばインチキ商売、朝から晩までネットに貼り付き、自分から見て弱い相手に対し執拗に戦いを繰り広げる毎日でした」(IWJから)

 ヨーゲンは、あくまで詐欺行為で逮捕されたのであって、差別や暴言、脅迫についての罪の代償は支払わされてはいない。そして彼と同様のふるまいにおよぶネトウヨは、まだまだ多数存在する。差別や脅迫がとがめられることなく、野放しにされ、被害者が救済も補償もされないような現状は、決して放置されてはならない。
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