So-net無料ブログ作成
検索選択

なぜ、突然の解散選挙か! 「今なら勝てる」 [現代日本の世相]

 なぜか、突然の解散選挙
 「今のうちなら選挙に勝てる! 解散しちゃえ!」(シンゾー)

11月19日TBS .jpg

 1)安倍の都合で衆院解散総選挙

 安倍晋三首相は11月18日夜、21日に衆院解散に踏み切る意向を表明した。首相は争点として、消費増税を1年半先送りする判断の是非を衆院選で問うと語った。
 安倍晋三の言葉を翻訳すると「やばい! 日本経済は景気後退期に入った、アベノミクスはすでに賞味期限切れとなった。今のうちに選挙すれば勝てる。解散しちゃえ!」。
 このように安倍首相が判断したということだ。この先、日本経済はよくなる見込みはない、悪くなるしかない。選挙するなら今のうち。
 それ以上に、衆院解散総選挙の理由はない。

 2)政府のチョウチン持ち、マスメディア

 「解散総選挙」について大手マスメディアの報道は、「大義なき選挙」と論評し、あたかも批判的なポーズをとって見せている。現代日本における政治的争点を、すなわち「大義」をねじまげてきたメディアがそのように言う。
 大手メディア、特に全国紙は、安倍政権に対する根本的な批判をしたことはない、各社横並びで同じ報道、官僚の誘導する秩序だった政権に都合のいい報道しかしてこなかった。
 わたしは、琉球新報や沖縄タイムズの立派な報道を知っているから、全国紙がどんなにひどいかも知っている。沖縄県民の要求に沿った新聞が確かに存在するのに、日本国民の生活と要求に沿った全国紙がなぜ存在しないのか、不思議に思うとともに、怒りさえ覚える。
 安倍政権は何が問題なのか? 日本の行く末にとって何が最も重要な問題なのか? マスメディアはこれまで報道したことがあるか? 国民の目をふさぎ、逸らしてきたではないか? 安倍政権の意向をうかがうだけで、決定的な問題に対する国民が判断するための資料や事実を明らかにしようとはせず、政権の都合のいいように世論を誘導してきたのではないか。
 他方、安倍の復古主義政治路線に反するメディアには、集中攻撃した。朝日非難キャンペーンだ。そのおかげで、より一層各社を委縮させ、横並びで同じ報道、政権と官僚の顔色をうかがう報道になった。
 
 3)本当の争点は何か?

 消費税増税先送りは、はたして争点か? そんなことはないだろう。すくなくとも、小消費税増税中止だ。
 それだけではない。日本社会の進むべき道すじを考える時、本当の争点は、以下の問題だろう。
 
「原発再稼働へと勝手に導いている。これを止めるか否か?」

 ○「消費税増税、法人税減税の動きをやめること、日本を格差社会にしたのに、さらに格差を拡大するのか、これを止めるか否か?」
 
「集団的自衛権行使を閣議決定し、自衛隊を海外で米軍のために戦わせる。この危険な戦争の途に進むのか、止めるのか?」

 ○「秘密保護法で政府が情報を国民に隠す、これを止めるか否か?」

 ○「TPPで日本の主権を喪失させる、これを止めるか否か?」

 少し考えれば、安倍政権になって日本が大きく道を踏み外したことは明らかだ。これを止めなければならない。だから上記問題が衆議院選挙の争点にならなければならない。しかし、奇妙かつ不思議なことに、争点にさえなっていない。

 4)えらぶべき政策を掲げる政党がない

 日本社会の進むべき道すじを考え、争点を示し、しっかりとした対案を提示する野党がほとんど存在しない。
 民主党、公明党、維新の会、次世代の党などは、上記の問題に対案を持っているか? 争点にもしていなければ、対案も持っていない。主張や政策が安倍政権とそんなに違わない。どうしたら政権につけるか、閣僚に加えてもらえるか、そんな事ばかり考えている政治家と政党ばかりが目立つ。そんなものが果たして野党だろうか? 
 日本の政党は、胴体が一つで、頭がいくつかに別れている怪物に過ぎない。どれを選んでも結局は同じになる。これが現代日本の「民主主義」議会制度である。政権の都合のいい結果になるように、官僚が操り、メディアが道を掃き清める。そんなシステムがしっかりと確立してきた。いまや完成形に近づきつつある。現代日本の政治手法の特徴だ。そうして国民は自身の選挙行為で、同じ支配者を選ぶところに誘導される。
 安倍政権は、官僚とメディアを使ってつくりあげた虚構の政権であるという、ウォルフレンの描写はまったく適確だ。

 5)争点なき選挙で、国民は何を選ぶか?

 国民の声を代表しない政治家や政党が多数を占める「民主主義」とは、何だろう。
 日本の民主主義は、すでに機能不全に陥っているというしかない。政治家、官僚とマスメディアによる情報コントロール支配システム(その背後に企業、資本がいるが)の問題点を認識し、これに打撃を与える運動、選挙でなければならない。
 沖縄知事選で、辺野古新基地建設反対を掲げ、翁長候補が当選した。しかし、自民党だけでなく、民主党、公明党、維新の会、次世代の党などは、沖縄県民の声を聞こうとしなかった。選挙結果に沖縄県民の意志が示されても、少しも呼応せず無視している。国民の声に呼応しようとしない、これが日本の政党政治、代議制民主主義の現実なのだ。
 このような制度上の問題点は、わたしは根本的な欠陥だと思うが、衆議院選挙で問題にもされない、指摘・批判もされないとするなら、本当におかしいと思う。(11月21日記)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。